こんにちは。フコイダン研究ブログ事務局です。
これまで、昆布成分配合の石けんの試用レポートをお送りしてきましたが、成分表記の違いや、使いごごちの違いなどさまざま。もう少し石けんについて詳しく知りたいと思い、いろいろ調べてみました。
■石けんの歴史
石けんが存在していたことが記されているいちばん古いものは、メソポタミアで発掘された紀元前3000年ころの記録粘土板だとか。油脂と木灰から作られた石けんは、当時は医薬品として使われていたそうで、洗濯などの物を洗うという用途には灰汁が用いられていたとのこと。
その後、古代ローマ時代の初期に、サポー(Sapo)の丘で神へのいけにえとして焼かれた羊からでた脂と木の灰が混ざり、後に残った土で洗うと汚れが良く落ちることが発見されたとか。この脂と灰が混ざってできたものが、石けん(Soap)の始まりだそうです。
脂にアルカリ(アラビア語で木灰の意味)を加えて石けんを作ることを「鹸化」といいます。この昔ながらの方法で作られた石けんは、肌にも自然にもやさしい天然の石けんといえます。
■天然の石けんと合成の石けん
天然素材を使用した手作り石けんが趣味の方もたくさんいらっしゃると思いますが、そんな方たちが手作りにこだわる理由のひとつに、「合成石けんに危険性を感じるから」ということが挙げられます。
合成石けんの素となる合成界面活性剤は、19世紀に開発されました。第一次世界大戦中に食用油が不足して洗剤を作るためにまわせなかったのが原因で、鉱物性の油を使うようになったそうです。第二次世界大戦中に、アメリカでABSという合成界面活性剤が開発され、広く普及しました。
合成界面活性剤を使った石けんは、開発されてまだ1世紀足らずの使用経験しかないために、その危険性もはっきり確認が取れていません。しかしながら、自然に分解されない原材料の人体や自然環境への影響は全く無いとはいえないのだと思います。
ただ、コストが割安で刺激がやわらかく、泡立ちも良いというのが、合成石けんの特徴。どちらを選ぶかの選択肢は、ユーザーにゆだねられてしまっているというのが現状のようです。
では、天然石けんを選ぶ場合は、どれを選んでもいいのでしょうか?
次回は、天然石けんの製造方法についてお届けします。
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