こんにちは。フコイダン研究ブログ事務局です。
さて、先日の石けん選び、どっちにする?合成石けんvs.天然石けんに引き続き、今日は天然石けんの製造法についてです。
■天然石けんの製造方法
天然石けんには、大きく分けて3種類の製造法があります。
●中和法
原材料の牛脂やヤシ油を分解・蒸留して脂肪酸のみを取り出し、それに苛性ソーダを加えて石けんのチップを作ります。そのチップに後から保湿成分のグリセリンやビタミンなどを添加して機械で固めます。
チップは東南アジアなどで作られたものが輸出されるために、防腐剤や酸化防止剤が使われています。また、泡立ちなどの使用感を高めるために、合成界面活性剤が添加されている場合があるとか。生産コストが安く早くできるので、この方法で作られた石けんは90%近くのシェアを占めているそうです。
●鹸化法
牛脂やヤシ油に苛性ソーダを加え、加熱して鹸化し、石けんをつくります。このままでは鹸化しきらなかった廃液や苛性ソーダが混ざってしまっているので、多量の塩を加える「塩析」という方法でそれらを取り出します。
天然成分の大半がそのまま石けんにのこり、数日でできあがります。しかし塩析でのこった廃液は産業廃棄物になってしまい処理にとてもお金がかかってしまうのだそう。また、天然保湿成分のグリセリンなども廃液にまざってしまうために、結局後から添加している製品もあるそうです。
●冷製炊込み法
コールドプロセス製法ともいわれます。鹸化法と同じ手順で、こちらは加熱せず、原材料が自然に化学反応する際の熱のみをいきわたらせて鹸化させる方法です。製造に約2ヶ月かかり、高い純度を保つために一つ一つ専門家が手作りするそうです。 先日、昆布配合石鹸レポート【発売前!モニター石鹸☆】でご案内した石けんは、まさにこの製法でつくられたものですね。
塩析する必要がないので廃液も出ず、天然成分もそのまま残るので後から肌に必要な成分を添加する必要もないのだとか。一度に大量生産できないので、コストと時間がかかりますが、肌にも自然環境にも優しい石けんが作れるのだそうです。 購入する際には、「手作り石けん」とか「コールドプロセス製法」の記載を確認すると良さそうですね。
多くの石けんがある中、どのようなことを基準に選べばいいのかが少し理解できたように思います。自分のこと、家族のこと、そして地球のことも考えて、少しでも良い物を選ぶ目が養っていかれればいいなと思いました。
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