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漢方に対する認識を変えよう☆~中医師・三位敏子先生スペシャルインタビュー(1)

[昆布と薬膳・漢方]

こんにちは。フコイダン研究ブログ事務局です

以前、当ブログの「昆布も登場!家庭画報11月号『薬膳で秋冬美肌作戦』」で、「美肌をつくる薬膳料理」のことをご紹介しました。身近な食材を使って、毎日の食事から美肌や健康を作る、という薬膳。事務局スタッフも、あの家庭画報の記事を読んで以来、日々の食のバランスが気になるようになってきました。このたび、機会があって、あの「家庭画報」の記事を監修された中医師三位敏子先生を取材させていただくことができました。

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三位敏子先生
今回お話を伺った三位先生は、23歳で上海中医薬大学医学部を卒業して中医師の免許をとられたあと、中国上海市立中医病院内科に勤務していらっしゃいました。その後、母校が日本に付属校を設立したのをきっかけに、1991年に来日。東京大学大学院医学部の研究生を経て、2001年より上海中医薬大学が併設する千代田漢方クリニック副院長兼事務長に就任されました。現在では臨床の現場で日本人医師とともにご活躍をされ、多くの患者さんからの厚い信頼を得る一方で、上海中医薬大学附属日本関西校東京教育センターの所長として、後進の指導にもあたっていらっしゃいます。

漢方・薬膳料理への深い造詣と、わかりやすい解説、気さくでやさしいお人柄から、雑誌などのマスコミにも引っ張りだこ。先生の個人的なファンも多く、クリニックやその他の場所で定期的に開催されている「美肌セミナー」も毎回すぐに定員が埋まってしまうのだそうです。

今回から3回にわたり、三位敏子先生のスペシャルインタビューをお送りします。まず1回目の今日は、「漢方」の治療についてです。

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Q:日本での「漢方」を使った治療法は、まだなかなか身近でない感じがするのですが?

A:現在の日本では、やはりどうしても西洋医学が治療法のファーストチョイスになると思います。これは中国でも同じです。漢方中医学を求めてこられる方は、何か西洋医学で壁にぶつかった状態であったり、あるいは西洋医学を補うものを探しておられたりする場合が多いですね。

Q:漢方の治療は、どうしても「時間がかかる」というイメージがありますが?

A:全ての漢方の治療が、「効果が出るまでに時間がかかる」というわけではありません。薬をどのように用いるかによって違ってきますね。漢方薬でも西洋医学のように対処療法として処方されるお薬の場合は1-2週間で治るものもあります。一方体質改善を目指すお薬や、体に不足しているものを補うことを意図しているお薬は、あたりまえですが、急に目に見えるような変化が出るわけではありません。「何となくだるい」「何となく調子が悪い」のような症状の場合、その症状が解消したとしても、「いつから治った」と、はっきり実感しにくいような場合もあります。そのようなことも「効果が出るのに時間がかかる」という印象を持たれる原因のひとつなのかもしれませんね。

Q:漢方の場合、お薬は薬局でなく、病院で処方して頂くのですか?

 

A:当院の場合は、院外処方箋を書く場合と、院内処方箋を書く場合の両方があります。院外処方箋は保険診療の場合、院内処方箋は自由診療の場合です。
漢方のお薬には洋服でいう「既製服」のように、複数の生薬を組み合わせて既に出来上がっているもの(ツムラの「葛根湯」や「安中散」のようなもの)と、患者さんに合わせて、一から生薬を選び、組み合わせて作り上げるオーダーメイド」の2種類があります。生薬の種類は2000種以上あるとされていますが、よく使うものだけでも3-400種類はありますね。さまざまな規制があって、日本には輸入できないものも多いんですよ。また生薬によって健康保険が利くもの、利かないものと両方あります

 

Q:今お話に出ました、「健康保険の適用」についても、診察を受ける際には気になるところですが……。

 

A:先ほど、お薬の話をしましたが、保険が利く範囲というのは限られており、この薬のこの量まで、というように大変煩雑です。従って、治療の選択肢を「保険の利く範囲内に」と限定されてしまうと、患者さんに本当に一番あったお薬を選んで処方するという事が難しくなる場合も出てまいります。
従って、それなりの費用の負担はしていただくことになりますが、患者さんとゆっくり話し合い、カウンセリングを重ね、その方にいちばんあったお薬を調合できる「自由診療」という選択肢もご用意しているわけです。
自己負担をしてもしっかり自分の体と向き合い、治療をしたいという患者さんのニーズにこたえるには、医師の側もそれなりの準備心構え知識技術が必要で、私も医師として、常に自己研鑽をしております。

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よく知らないけれどただ何となく敷居が高いと漢方東洋医学を敬遠していた事務局スタッフですが、三位先生の明快なご説明で、漢方がなんだか少し身近なものに感じられてきました。千代田漢方クリニックでは電話で相談や予約を受け付けていますので、まずは電話で、不安や疑問に思うことをいろいろ伺うことができるそうです。他にもメールでの相談受付や、セミナーなども開催されているそうなので、ご興味のある方は千代田クリニックまでお問い合わせ下さい。

また、三位先生はグランドプリンスホテル京都でも定期的に美肌に関するレクチャーとお肌に良い食材を使ったランチを楽しめる美肌セミナーを開催されています。こちらの次回開催予定は2008年3月頃だそうですので、ご興味のある方はグランドプリンスホテル京都までお問い合わせ下さい。

三位先生へのスペシャルインタビュー次回は、「薬膳」についていろいろお伺いします。どうぞお楽しみに!

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