[フコイダンとは?]
こんにちは、フコイダン研究ブログ事務局です。
『フコイダンってどうしてヌルヌルするの?』という疑問から始まった当ブログのフコイダン講座。第2回目の今日は、「“ヌメリ”ってどこがいいの?何がいいの?」ということについて、元理学研究科員 機能性素材文献リサーチャー(多糖類)のAさんにお答えいただきました!
フコイダン研究ブログ(F):
前回の講座では、ヌメリの原因は、高分子、つまりいっぱい分子が繋がった長い紐の絡まりにあることを教えていただきました。では、それがどうして「体にいい」ことにつながるのでしょう?
Aさん(A):
分子がいっぱい繋がると、非常に機能的な働きをするようになります。
特に、高分子の中に「高分子多糖」と呼ばれるものがあります。「高分子多糖」は核酸、たんぱく質と共に人間の命を支えている重要な要素です。一例としては、体内のエネルギー源や体を構築する繊維、血液型を決定する糖鎖などがあります。
F:命を支えている要素……それは大切ですね。フコイダンもその「高分子多糖」ということなんですか?
A:はい、フコイダンはこの「高分子多糖」の一種です。これらは、先に説明したような、体内にある糖とは違いますが、人間の体の中で機能的な働きをしてくれます。
F:フコイダンの「機能的な働き」とは具体的に、どんなものがあるのでしょう?
A:動物実験のデータでは、「コレステロールの上昇を抑える」「血圧を下げる」「アレルギーを抑える」「免疫力を高める」というはたらきが確認されています。また、フコイダンの中でも“F-フコイダン”“G-フコイダン”には、増殖促進により様々な臓器や細胞が修復していくきっかけを作りだす肝細胞増殖因子「HGF」の産生誘導効果があると考えられています。
F:細胞の修復といえば、“F-フコイダン”にはアンチエイジングにも期待できる効果があると以前に聞きました。これも関係あるのかな……?
ところで、フコイダンは「高分子多糖」の一種ということでしたが、、ほかにはどのようなものがあるのでしょう?
A:アガロース(寒天の主成分)やカラギーナン(※)といったものもそうですね。これらもヒトの体の中でいい働きをしてくれます。
F:なるほど、フコイダンやアガロース(寒天の主成分)、カラギーナンのような「高分子多糖」は体に機能的な働きをし、その働きの元となるたくさんの分子は、ヌメリの正体でもある。だから、「ヌメリのあるものが体にいい」と言われるのですね。
A:そうですね。フコイダンの中でも、ガゴメコンブからとれるフコイダンは、非常にヌメリが強く、他の追随を許しませんよ。
F:ガゴメコンブのヌメリといえば、昆布パックの作り方を紹介したときに、昆布の粘りでミキサーが動かなくなってしまったというハプニングもありました。他の追随を許さないというのも、納得ですね!
※カラギーナン:プリンやアイスクリームなどの食品、ヘアケア製品などに使用されている海藻から抽出された成分(参考:All About 用語集)
がごめ昆布のフコイダンは飛びぬけてヌメリが強い、ということは、体に対する機能的な働きも、より期待できる、ということでしょうか!?
でも、実は……「ヌメリがあれば何でも体にいい」というものでもないようなのです。「ええっ?フコイダンはどうなの!?」などといったあたりもしっかりお聞きしましたので、次回にお届けしますね。どうぞお楽しみに!
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