こんにちは。フコイダン研究ブログ事務局です。
秋が深まるにつれて空気の乾燥を感じ、フコイダン配合の化粧水でお肌の保湿の大切さを実感している事務局スタッフ。フコイダンの役割や効果を、さらにしっかり理解するために【フコイダン講座】として、専門家にお話を伺っています。
前回の【フコイダン講座】第7回 オリゴ糖はフコイダンの親戚?では、フコイダンと同じ糖の仲間と思っていたオリゴ糖が、実は物質名ではなく「多糖」と同じ、糖の連なりの総称だということを学びました。
約3から20個の糖の連なりでできているものが、オリゴ糖ということでした。しかし、その数や種類によって性質が異なってくるとか。第8回目は、糖の組み合わせで変幻自在に姿を変えるオリゴ糖の構成について、元理学研究科員 機能性素材文献リサーチャー(多糖類)のAさんに教えていただきました。
☆…*…☆…*…☆
フコイダン研究ブログ(F):
前回、オリゴ糖の糖の数は、二糖よりも多く多糖よりも少ない、3個~20個というお話でしたね。また、いろいろな単糖が組み合わさっているということでしたが、もう少し詳しく教えていただけますか?
Aさん(A):
はい。オリゴ糖は、単に連なっている糖の個数で分類した糖の連なりの総称ということをお話しましたよね。当然、オリゴ糖を構成している、一つ一つの糖の種類によって、その性質が異なってきます。
(F):
多糖類何万何千という糖からできていて、フコースなどを始めとする、糖の組み合わせでフコイダンが形成されているということでしたね。オリゴ糖も、それよりもずっと少ない糖の集まりでできているにもかかわらず、性質がそれぞれ違うんですね。
(A):
ええ、そうです。そして興味深いのは、消化吸収されないオリゴ糖であっても構成している糖の種類によってオリゴ糖自体の性質が異なってくるということです。
(F):
性質が違う……?消化吸収しなければ、なにも影響なさそうですけどね。
(A):
不思議でしょう?たとえば、その一例として、「寒天オリゴ糖」の場合をみてみましょう。
「寒天(アガロース)」はフコイダン同様、多量の糖が連なってできている多糖ですが、「寒天オリゴ糖」はこの寒天がオリゴ糖レベルまで分解されたものです。
これにはラットの実験などで抗炎症作用や解毒作用など独特の機能が報告されています。
(F):
オリゴ糖って、ヨーグルトなどに入っていて「なんだかお腹にいいらしい」くらいのイメージが強かったのですが、結構強力な機能があるんですね。
(A):
ははは。そうですね。ほかにも、消化されないオリゴ糖として
・母乳の成分のひとつでもあるガラクトオリゴ糖
・砂糖からできていて甘みのあるフラクトオリゴ糖
・砂糖に近い甘味をもった乳果オリゴ糖
などがあり、それぞれ性質が異なっています。こちらも名前ぐらいは聞いたことあるかと思います。
(F):
そうですね。でも、オリゴ糖は結構ひとくくりになっていませんか。だから前回も、「成分」だって勘違いしちゃっていたんですよね。健康食品にもオリゴ糖配合って書かれているのを見かけますしね。
(A):
糖の個数で分類した呼び方に過ぎない「オリゴ糖」が商品名になっているのは、非常に不可解に思えますよね。「単糖」「多糖」なんて名前の商品はほとんどないですもんね。
(F):
では、なぜオリゴ糖だけ商品名になりうるのでしょうか?
(A):
その理由は、消化されないオリゴ糖の場合、構成している糖の種類によらず、構成している個数領域(3~20糖)で共通した性質を持っているという一面があるからなのです。
☆…*…☆…*…☆
連なる糖の種類や数によって、オリゴ糖が七変化するということがわかりました。にもかかわらずひとくくりにされる共通した一面とは!?次回は、オリゴ糖の正体とその働きについてお伺いします。オリゴ糖がお腹にいいといわれる理由もわかりそうですよ。お楽しみに!
関連記事


