[フコイダンとは?]
こんにちは、フコイダン研究ブログ事務局です。
当ブログで好評連載中の「フコイダン講座」。フコイダンのヌメリの正体や性質、お肌とフコイダンとの親和性までさまざまな情報をお届けしてきました。
今日からは、フコイダンの種類とその違いについてです。前回までに引き続き、元理学研究科員 機能性素材文献リサーチャー(多糖類)のAさんに教えていただきました。
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フコイダン研究ブログ(F):
一言でフコイダンと言っても、昆布、もずくなど含まれるものによって「昆布由来のフコイダン」「もずく由来のフコイダン」などと異なる呼び方をされているのを耳にします。以前、フコイダンの研究をされているタカラバイオ社のバイオ研究所にインタビューさせていただいた時も、「昆布のフコイダン、ワカメのフコイダン、モズクのフコイダンはそれぞれに全く別モノ」というお話をうかがました。海藻の種類が違うと、そこから採れるフコイダンも違うのですね。
Aさん(A):
フコイダンを簡単に定義すると、「単糖であるフコースを主成分とした鎖に、硫酸やウロン酸がくっついたもの(フコースのみの場合もあり)」となります。逆に言えばこの条件を満たせばフコイダンといえるわけですから、当然、種類はたくさんあります。
※イメージしやすくするための概念図であり、結合の仕方は正確なものではありません
一口にフコイダンと言っても、様々な種類がありますから、それぞれに期待される効果も違ってきます。それは、採れる海藻の種類によっても異なりますし、同じ海藻から採れるフコイダンといえど、一種類とは限りません。
F:では、代表的なフコイダンの種類としては、どんなものが挙げられるのでしょう。
A:そうですね、たとえば、特にヌメリが強いといわれる北海道産の"ガゴメ昆布"からは3種類のフコイダンが採れます。
F:あ、それは「F-フコイダン」「U-フコイダン」「G-フコイダン」ではないですか?これもタカラバイオの研究所で教えていただきました。
A:はい、そのとおりです。よく覚えていましたね! ほか、沖縄もずくからは「沖縄もずくフコイダン」の一種類が採れます。
F:「沖縄もずくフコイダン」という名前のフコイダンなんですか?
A:「沖縄もずく」も「沖縄もずくフコイダン」も固有名詞なんですよ。正式名を"Cladosiphon okamuranus Tokida"というもずくです。沖縄で採れるもずくやそのフコイダンの総称ではないのですよ。
ほかにもフコイダンには、メカブフコイダン、GA-フコイダンなどがあります。
F:そのあたりの名前も、よく見かけますね!
A:種類が違うと化学構造も違ってきます。フコイダンは化学構造の違いによってそれぞれが違う性質を有することが明らかにされていますので、フコイダンの種類が違えば性質も当然異なってきます。
F:そうなのですか!では、たとえば、昆布ともずくのフコイダンの性質はどう違うのでしょう?
A:よく尋ねられる質問なのですが、実は昆布ともずくという括りは大きすぎるのです。昆布には様々な種類があり、それぞれ含まれるフコイダンが違いますし、もずくも同様で様々な種類がありそれぞれ含まれるフコイダンが違うのです。
F:昆布だったら、もずくだったら、どれも同じフコイダンが含まれている、というわけではないのですね。
A:はい。ですから、「どの昆布のどのフコイダンなのか?」「どのもずくのどのフコイダンなのか?」によって、全く機能が違ってくるのですよ。
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昆布やもずく、ついついそれぞれでひとまとめにしたくなりますが、さらに種類によって含まれるフコイダンが違ってくるとは驚き! フコイダンの奥深さにビックリの事務局スタッフでした。
次回は、沖縄もずくの「沖縄もずくフコイダン」とガゴメ昆布の3種類のフコイダンのうち代表して「F-フコイダン」の違いを比較してご紹介します。どうぞお楽しみに!
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