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【フコイダン講座】第15回 フコイダンの違い、フコイダン配合製品の選び方ほか

[フコイダンとは?]

こんにちは、フコイダン研究ブログ事務局です。

フコイダンについてより詳しくなれるフコイダン講座、前回はがごめ昆布の3種類のフコイダンのひとつF-フコイダン沖縄もずくフコイダンの違いを取り上げました。発見の経緯から構造、お肌への効能、育毛効果についてまで詳しく比較説明いただいて、同じフコイダンでもずいぶん違うものだなあと驚いた事務局スタッフです。

今日はさらに、その他のもずくのフコイダンガゴメ昆布のフコイダン低分子フコイダン高分子フコイダンといった比較、そしてフコイダン配合商品を選ぶヒントをご紹介します!

レクチャーしていただくのは、元理学研究科員 機能性素材文献リサーチャー(多糖類)のAさんです。ではAさん、お願いします!

☆…*…☆…*…☆

フコイダン研究ブログ(F):
前回は「沖縄もずくフコイダン」をピックアップしましたが、ほかにも「△△産もずくのフコイダン」というものが多くあるようです。これらとガゴメ昆布のフコイダンの違いはどうなんでしょう?

Aさん(A):
実は、「△△産もずくのフコイダン」ガゴメ昆布のフコイダンは比べようがないんです。というのも、このもずくのフコイダンが何者かがわからないからです。

F:えっ、「△△産」でわかるものではないのですか?

A:「△△産」には、△△で採れたもずくから抽出したフコイダンという意味以外に情報がないのです。つまり、「もずくが何もずくなのか?」「そこから採れるフコイダンが何フコイダンなのか?」「それが複数フコイダンの混合なのか?単体なのか?」という点が明らかにされていないため、比較のしようがないのです。
もちろん、これらフコイダンにも特有の性質があるのかもしれませんが、情報が不足しすぎているんですね。

F:そうなんですか・・・「トンガ産もずくフコイダン」とか、気になっていたんですが(笑)。

A:「トンガ産もずくフコイダン」、最近よく見かけますね。効果はどうなのかとよく聞かれるんですが、正直、これだけでは「不明確すぎてわからない」としか言えないのです。

F:「トンガで採れたモズクから抽出したフコイダン」以外に情報がないからですね?

A:はい、トンガ産もずくフコイダンというものは固有名詞ではないのです。この名称からはトンガの海で採れた、何らかのもずくのフコイダンという意味しかありません。
「何のもずくの」「何というフコイダン」なのかがまったくわからないのです。

F:前回の「沖縄もずくフコイダン」は、固有名詞ということでしたね。

A:その通りです。「沖縄もずくフコイダン」は固有名詞ですから、極端に言えばそれがトンガで採れようと北海道の海で採れようと、「沖縄もずくフコイダン」は「沖縄もずくフコイダン」なのです。
※沖縄もずくは「ながまつも目ながまつも科おきなわもずく属おきなわもずく」という固有名詞です。

F:ところがトンガ産もずくフコイダンはそうではない。

A:トンガ産もずくフコイダンは固有の名前ではありません。
もずくの種類が違えば採れるフコイダンの構造も違ってきますし、当然性質も違ってきます。
それをトンガの広い海の中の、何のもずくかもわからないものから抽出したフコイダンについて解説するのは非常に困難なのです。

F:よく分かりました。では、次はもうひとつよく耳にする「低分子フコイダン」「高分子フコイダン」について教えていただけますか?
フコイダンを食べたときに、低分子フコイダンのほうが高分子フコイダンより体に吸収されやすいという話を読んだことがあって、これも気になっていたんです。

A:昨今、分子量5000前後のフコイダンは低分子フコイダンと呼ばれることがありますが、実際には、低分子であろうと高分子であろうと、胃や腸で吸収されることはありません
フコイダンが人体におよぼす効果は、吸収されて起こるのではなく、胃や腸の菌類や表面との何らかの相互作用によって起こっているのではないか?という説が有力です。ただし、まだ仮説の段階ですのでいずれの説も正確にはよく解っていません。
分子量をもっともっと小さく、超低分子化したというフコイダンも、このところはよく聞かれるようになりましたが、これに関しても同様で、まだ詳しいことはよく分かっていません。今後の研究に期待ですね。
いずれにしても一般理論的には、分子量5000前後の低分子フコイダンでは“吸収されやすい”などということはありません。

F:そうなんですね!惑わされてしまうところでした(笑)。では、私たちがフコイダン配合製品を選ぶときには、どんなことに気を付けたらいいでしょう

A:ここまで、比較によって様々なフコイダンの特徴を見てきましたが、どこのどんな種類のフコイダンであるかにより、まったく異なった働きをするということがおわかりいただけたかと思います。また、その中にはまだまだ機能や効果の真偽が定かでないものもあります。
ですから、フコイダン配合などを謳っている健康食品や化粧品を手にする機会には、それがいったい何のフコイダンから出来ているのか、自分の目的とするものにあっているのか、などについてよく注意して検証する必要はあるかもしれませんよね。このフコイダン講座がすこしでもフコイダン選びのお役たてれば嬉しいですね。

F:ありがとうございました!

☆…*…☆…*…☆

フコイダンと一口にいっても、どこの、何という種類のフコイダンかという点も重要ということがよくわかりました。これからフコイダン配合製品をチェックするときは、「何のフコイダンか」も気を付けて確認するようになれそうな事務局スタッフです。

次回からは、フコイダンが生活へ及ぼす影響と、フコイダンの今と今後の発展についてお話しいただく予定です。フコイダン講座、引き続きお楽しみに!

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