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【フコイダン講座】第17回 日本以外でのフコイダンは?

[フコイダンとは?]

こんにちは、フコイダン研究ブログ事務局です。

フコイダンに関する事務局スタッフの疑問について専門家に教えていただいている【フコイダン講座】、本日は17回目です。
前回は、これまでフコイダン研究ブログで紹介してきたさまざまなフコイダンの効果と、効果的な摂取方法について、元理学研究科員 機能性素材文献リサーチャー(多糖類)Aさんにひとつずつ確認しました。

 【フコイダン講座】第16回 フコイダンの効果的な摂り方は?

これほど日本国内で注目されるフコイダンですが、海外での評価はどうなんでしょう? 本日もAさんにお話を伺いました。

☆…*…☆…*…☆


Aさん(A):フコイダンがどの程度の認知度があるのかということに、厳密にお答えするのは大変難しいです。研究者側の認知度と消費者側の認知度も同じではないでしょうから。


フコイダン研究ブログ(F):確かにそうですね。だからこそ私たちフコイダン研究ブログは研究者側と消費者側との、いわば橋渡しをさせていただいてると思っています。


A:一つの指標としてウィキペディアを通してみるという方法があります。ウィキペディアの左下に羅列されている「他の言語」の数を調べるという方法です。


F:ウィキペディアはよく利用しますけど、こんな機能があるんですね。知りませんでした。


A:「他の言語」には日本語以外の言語で書かれた項目へのリンクがあるのがお分かりになるでしょう。これは、各国の人々が自発的に書いたものであり、その国の注目度や研究が盛んかどうかの目安になります


F:試しに「昆布」を検索してみると、他の言語はDeutsch、Englishなど10ヶ国ありました。なるほど~


A:フコイダンを検索してページの「他の言語」欄を見ると、たった3ヶ国しかない事がわかります。これは非常に少ないのです。



kouza17.jpg




A:別の例として、同じ褐藻類に含まれる「アルギン酸」のページは9ヶ国書かれています。紅藻類に含まれる、マイナーな「カラギーナン」ですら8ヶ国で書き込まれており、「寒天」に至ってはもはや30ヶ国を超えています! 数え切れない国々の人々が関心を持っている事がわかるし、研究も盛んであると言えるでしょう。
一方、フコイダンの記事はボリュームを見てみても、非常に浅い事がわかります。


F:う~ん、正直意外でした。何故こんなに記事が少ないのでしょう?


A:ウィキぺディアの理科系の記事を書き込むのは大概、その研究をしている大学生か大学院生でしょう。それが書き込まれていないということは、ほとんどの大学でフコイダンの研究をしていないということです。


F:では、何故こんなにも研究しているところが少ないのでしょう?


A:1つ目は、まだまだ、フコイダン創世記であるということです。 最初にフコイダンが発見されたのは1913年のことで、発見したのはスウェーデンのウプサラ大学のキリン教授です。それからまだ90数年ですから、研究の歴史が浅いということがいえます。更に今まで述べてきたようなさまざまな効果が期待できるようになったのはより近年になってからなので、今はまだほとんどの大学にフコイダンの専門課程が設置されていないというのが現状です。今後はフコイダンを研究できる大学も増えていくことでしょう。


A:2つめは、大半のフコイダンの化学構造が解明されていないということです。 実際、構造が明らかになっているフコイダンガゴメ昆布フコイダン(F-フコイダン、U-フコイダン、G-フコイダン)とオキナワモズクフコイダンなど、まだまだ数えるほどしかありません。それら構造が初めて明らかになったのは1996年であり、ほんの10年ちょっと前のことです。この地球上にはまだまだ多くのフコイダンがありますが、それらの構造解明はこれから盛んになっていくことでしょう。


F:そうすると、フコイダン研究は現時点で世界的な視点としては情報が少ないけれど、今後大きく飛躍する研究分野、といえるのでは?


A:その通りです。世界中の人々の認知度が上がるのはそう遠くないと思いますよ。

☆…*…☆…*…☆

これまで当事務局は、フコイダン研究ブログを通してフコイダンの情報をお届けするようになって、3年弱になります。すっかりフコイダン情報通?になったせいか、フコイダンを身近なものとして考えていましたが、研究分野としてはまだまだ新しい、これからの分野だったんですね。早いうちにフコイダンを紹介してきたことは、私たちにとっても誇りです。

次回は、今後フコイダン研究はどのような発展を遂げていくのか、フコイダンの未来についてお話します。どうぞご期待下さい!

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